インフォメーション

2014年3月8日~19日
殺虫剤含有長期残効型蚊帳配布予定地においてベクターサーベイを実施しました

場所 Pabna District, Chatomohor Upazila, Chhaikhola Union
活動者 松本芳嗣(東京大学・大学院農学生命科学研究科)、Dr. Yusuf Ozbel(エーゲ大学医学部)、三條場千寿(東京大学・大学院農学生命科学研究科)、長田康孝(東京大学・大学院農学生命科学研究科)、スン ジャメイ(東京大学・大学院農学生命科学研究科)、東城文柄(東京大学医学部付属病院)、横井健二(JICA業務調整員)、Dr. Shyamal Paul(Mymensingh Medical college )
概要 殺虫剤含有長期残効型蚊帳の配布予定地において、カラ・アザールの媒介昆虫(サシチョウバエ)分布の実態把握のためのベクターサーベイを行ないました。
Chhaikhola UnionのHealth InspectorとSATREPSメンバー
Chhaikhola UnionのHealth InspectorとSATREPSメンバー

2013年7月に実施したフィージビリティ調査において収集した過去の患者数の発生数などの情報から、Chatomohor UpazilaのChhaikhola Unionを蚊帳配布の最有力候補地として選定しました。

地元のHealth Inspectorによる案内を受けて、これまでにカラ・アザール患者が発生した世帯が密集する地域を複数選定し、ライトトラップ(光誘引式補虫器)を設置、カラ・アザールの媒介昆虫(サシチョウバエ)の捕獲を試みました。

Union内のカラ・アザール発症者宅が集中するエリアにライトトラップ(光誘引式補虫器)を設置 ライトトラップは夕方から翌朝まで、一昼夜軒先や屋内に設置される
Union内のカラ・アザール発症者宅が集中するエリアにライトトラップ(光誘引式補虫器)を設置 ライトトラップは夕方から翌朝まで、一昼夜軒先や屋内に設置される

ライトトラップは調査期間毎日、一昼夜患者の報告のあった世帯周辺の家屋や家畜小屋の軒先及び屋内に設置された上で、翌朝に回収されました。回収後メンバーの昆虫学者がライトトラップに捕獲された昆虫類のなかからサシチョウバエを目視により簡易選別後サンプリングしました。

回収したライトトラップからカラ・アザールの媒介昆虫(サシチョウバエ)の有無を確認する サシチョウバエと他の昆虫の簡易選別を現場で行う短期派遣専門家
回収したライトトラップからカラ・アザールの媒介昆虫(サシチョウバエ)の有無を確認する サシチョウバエと他の昆虫の簡易選別を現場で行う短期派遣専門家

一覧へ戻る